森ノ目榀子という女

私は10年以上前に【冬目景】という
漫画家に出会い、それ以来ずっと
溺愛しております。
漫画は勿論全部持っておりますし
画集も恐らくですが全部集めております。
画展が開催されればその期間で
可能な限り足を運び、先生が監修した
フィギュアも入手。
複製原画も2つほど購入させて
頂きました。

そんな私が1番好きな作品が
イエスタデイをうたって
という作品でこれがもう
本当に素晴らしい。
大大大大大好きな作品です。

しかし、この作品には
恐ろしいヒロインが存在します……。

【森ノ目榀子】

という女です、いや、悪魔です、ゾンビです

俺はコイツの事が大大大嫌いです。
(俺の母ちゃんも嫌いって言ってました)
以下、コイツの悪行の数々や
嫌いな所をツラツラと書き殴ります。
この日の為に改めて
【森ノ目榀子】にのみ焦点を当てて
この作品を読み直しました。
本当にヘドロみたいな時間でした。

いないと思いますが、コイツのファンの
方がいたらここで読むのをおやめください。

後ネタバレは
めちゃくちゃ含みます。

ではスタートです。



まず、コイツは主人公の【魚住】
の大学時代の同級生であり、メイン
ヒロインの【ハル】ちゃんの高校時代
の教師です。
※ハルちゃんは高校を中退してます。

魚住は榀子に大学時代から好意があり
ハルちゃんは5年前に魚住に一目惚れ
榀子には昔から【早川家】という家族
ととても仲が良く
そこの長男の【湧(ゆう)】という
男性に懇意がありましたが
その湧君は6年前に病死。
そして早川家の次男で7つ年下の
【浪(ろう)】が榀子に昔から
惚れているという関係性。この

【魚住】【ハル】【榀子】【浪】

の4人を中心に物語が進むのですが……

まず一言榀子に言いたいのですが




【お前、何がしたかったの?】



これです。

ザックリと1巻から最終話の流れを書くと

榀子は昔好きだった湧君が忘れられず
1巻で魚住に告白されるも
「友達のままでいたい…」
「今は人を好きなるのがめんどくさい…」等と発言。

しかし榀子も作中で湧君にいつまでも
囚われる続ける事は良くないと
周りの人間に言われたり
魚住や浪の真心を受け続け
榀子の心境も
「私も変わりたい…前に進みたい…」
と思う様になります。

そして長い長い魚住の
アタックにようやく陥落
(作中で4年ぐらい経ってます)
魚住と榀子は付き合うのですが
1年で破局、榀子は結局誰の物にも
ならずに終わったのですが

いや、マジで何がしたかったの?
何にも変わってないじゃん、1巻で

「前に進んでる様で全然そうじゃない、同じ所をいつまでもぐるぐるしてるんだよ」

って発言があったけど今思うと
これは伏線だったんだな。
マジでその通りじゃん。
てめぇのその茶番を見る為に漫画
買ってんじゃねぇんだよタコスが。

因みに3巻で酔っ払いながら魚住に

「春が来れば夏が来るよね、秋になれば次は冬がなるし、要するに同じ所をぐるぐるしなくなったって事……」

とか言ってましたがマジで意味不明です。
サイコパスなんだと思います。
しかも後述しますがこの後も
めちゃくちゃ同じ所をぐるぐるします。



もうちょっと詳しく書きます。


・奇々怪々奇天烈行動思考心理


多分こいつはこの世で1番
アルコール度数が高いお酒を
お〜いお茶感覚で飲んでます。
そうだとしか思えぬ行動や
心理を作品中に何度も見せます。

大体魚住の好意を知り
「友達以上になる気しかない
これからは下心があるつもりでいるから」
と魚住に言われ

ハルちゃんには
魚住をどちらが先に奪えるか
「宣戦布告」され、ハルちゃんの
魚住への大きい愛を知らされた榀子。

そんな中、榀子は魚住をお茶に誘ったり
お弁当を作ったりとかなり匂わせる行動を取ってきます。

その後も魚住を自分の家の
引越しを手伝わせたり
ビデオの配線関係を任せたり
買い物に付き合わせたり

魚住の事を一体何だと
思っているのでしょうか……。

毎回「こんな時だけ魚住君
に頼るのは良くないよね…」
とか言ってますが別に改善しよう
ともしませんし…

後々議題に上がりますが
コイツはマジで「変わろうとする自分」
にめちゃくちゃ酔ってて
何なら泥酔してるんですけど
特に変わる為に何かをする事
はありません。
そういう所もマジで嫌いです。

4巻では激カワで魚住の元カノの
【チカ】ちゃんという子が
登場し、魚住宅に居候するという
イベントが発生します。
そんでチカちゃんが
家で風邪引いた魚住の看病中に
榀子とハルちゃんが家まで
看病に来る所で鉢合わせるという
何ともお約束な展開が発生します。

その場は2人は退散しましたが
後日ハルちゃんは当然ブチ切れますわな
それはそうよ、誰よあの女!って
そして問題の榀子

【ブチ切れて魚住を避ける様になる】

ガチで意味不明です。
知らず知らずのうちに魚住に
好意があった事を暗示させている様
にも見えますが散々魚住を待たせて
おいているこの状況で謎の逆ギレ。
しかも理由も聞かずに。

答えの出ない自分の感情に
「あ〜もうめんどくさ〜い」
とか言ってましたがマジで
めんどくさいです。

5巻では魚住にこう言います

「今まで他人の気持ちなんか考えてなかった…
答えを出さなくて良い言い訳を湧君に求めてた…ひとりぼっちになるのが怖かった…」

「魚住くんにも浪君みたいな強引さがあれば…
って思ったの」

はい、この時点で魚住の気持ちなんて
みじんも考えてませんよね?
魚住はこれ以上無いくらいお前に
愛情表現してましたよ?
魚住ビックリした表情してたけど
俺もしたよ、え?何?じゃあ襲えば
良かったの?無理矢理?
そんな事したらお前が傷付くって
魚住は思うに決まってんだろ。

そしてその後榀子は魚住に言います

「うちくる?」

やっと物語が動く気がしますね〜
ワクワクしますね〜

そして部屋のドアの前で
カギを開けようとしたその瞬間。


【ゴメン…やっぱり………ゴメン】


………最早サイコパスを超えて

【サイ首領(サイドン)】

です。
サイコパスの首領で略してサイ首領。
俺今日からお前の事サイ首領って呼ぶわ。
宜しくな、サイ首領。

サイ首領の「あばれる」攻撃は
次巻も留まる事を知りません
こっちがこんらんしてきました。

さすがに嫌な別れ方をしてしまった
魚住の事が気になり、魚住のバイト先を
覗くも魚住はおらず
「このまま終わるのは嫌だな…」
とかほざきながら帰り道でもない
魚住の家の近くを歩いていたら
偶然にも魚住と出会います。

そこでのサイ首領は頭の中で

(うわー…どうしよう…)

という見てるこっちを混乱
させる様な思考をします。

このままは嫌だ→自分から動く
→会えた→どうしよう…

人智を遥かに超越しています。
pepper君に聞かせたら意味
わからな過ぎて頭からケムリが
出るでしょう。


・浪の事を何だと思ってるの???


結局一途に榀子の事を想い続け
それを伝え続けた浪の思いは1ミリも
サイ首領に届く事はありませんでした。

まぁコイツはディアゴスティーニ
で作られてて、途中で【人の心】
パーツをつけ忘れてしまったので
しょうがないと思います。

大体登場時からずっと浪に
真っ直ぐな熱い気持ちをぶつけられ
何か考える所は無いのでしょうか…

5巻で浪は
「俺は早くお前に早く追いつきたくて…
何者かになりたくてお前にガキ扱い
されなくて済むように!」
との思いをぶつけられた後日に

「ちゃんと見てるよ」

見!!て!!ね!!ぇ!!だ!!ろ!!

作中でお前は浪の事を1分1秒1コマだって見てなかっだろ。浪の想いがちょっとでも伝われば浪を異性として見る時が
あっても良かっただろ。
なのにお前は何かにつけて

「その喋り方…湧君に似てきたね」
「もう湧君の身長より高いんじゃない?」
「湧君と被って………」

湧君湧君うるせぇなぁ!!もう!!!

兄を超えて意中の女性に
好きになって欲しい男にまさか
の兄と被る発言を連発。
もしかして煽っているんでしょうか?

何が「見てるよ」だよ。
その目見えてんのかほんとに。
化学の先生なんだからお得意の化学で
メガネでも作れば?

仕舞いにゃあ浪の腕が
よく注射されてた湧君の
腕に似てるとかいきなり言い出し

【まさかの号泣】

完全にバグってます、理解不能です。
そして家を飛び出したサイ首領を
追いかけ後ろから優しく抱きしめる浪。

「兄貴の事は忘れなくても良い
一生忘れる事はないだろう。
俺はそれでも構わない
そんな榀子を
受け止められるのは俺だけだ
兄貴がいなくなった夜俺はお前を
守ると誓った」

と兄を超える事に高い執着を
見せていた浪が兄貴の事を忘れなくて
いいという胸が締め付けられる様な
セリフを放ちますが、サイ首領まさかの

【逃げる】

頭文字Dもビックリのチギリっぷり。
しかも逃げた先は魚住の所です。
オマケに後に「全部受け止めてくれる彼の
気持ちがなんだかとても怖かった」
と言われる始末。

じゃあ一体どうしたら良かったんでしょう。
もうこの時点で浪の想いは未来永劫
サイ首領に届く事は無い世界線である
事が判明しました。

大体ちょっと考えればこんだけ熱い想いを
無下にされたら人がどんだけ傷つくのか?
しかも好きな人に。
そうゆう人として絶対に持って
おかなきゃいけない思考が完全に
欠落しています。

そしてそれから数日後
「いつまでも逃げてばかり
はいられない……」一大決心した振りをし
浪の家に向かうサイ首領。
しかしその日は浪と二人暮ししている
父しかおらず今日は浪は帰りが遅い事を
告げられ一言

【…ほ…】

何がしたいんですか?
何その安堵の表情?

3ページ前の決心どこいった?
浪と向き合うのでは?

そんで6巻では久しぶりに
家であった榀子に謝る浪
(浪はいきなり号泣した
サイ首領が見ていられなくて
自分の気持ちをぶつけただけ)

そしてサイ首領は浪に一言

「うん、ちょっとびっくりした」

びっくりしたのは浪と俺だよ
自分の取った行動をすぐ忘れちゃう
病気か何かなんですか?

でも浪優しいから
「俺らと榀子の関係は
何があっても壊れない」
とか優しい言葉をかけるもんだから
サイ首領はまた調子に乗って自分好みの
ぬるま湯を作り上げていく事になります。


挙句の果てには魚住と
付き合い始めた事を
受験に影響するとか言って
浪にバレるまで

【何もしない】

受験が終わっていざ
言うのかとおもいきゃ

【何も言わない】
※8ヶ月くらい言わない

しかもバレた時の言い訳も酷い
「浪君との関係をこわしたくなくて…」
何年同じセリフを繰り返すんだよ
壊れたファービーかよ。

そんでなんか昔の浪
との思い出を思い出してまた泣きます。
完全に自ら掘った穴に勝手に
突っ込んで苦しんでるだけなので
同情のどの字も湧きませんが

その後のサイ首領

【特に何もしない】

完全に舐めてます。
前世がコイキングだったんでしょうか?
やった事といえば家いったくらいです。

挙句の果てには魚住にどうしたら
いいか聞き「心配し過ぎでは」
との魚住の答えに電話をガチャ切り
また泣き出す始末。

現在でも流行っている
「泣き活」というやつでしょうか。
泣くとストレスがすごく
発散されると言います。
恐らくこのストレス社会に
耐え抜く為に定期的に
行なっているのでしょう。
人の趣味にとやかく言うのは
野暮なので僕はもう何も言いません。


知り合いのモデルの
【リオ】ちゃんと付き合う事
になった浪は3週間程家に帰りません。

ですが1度家に帰った浪は
偶然サイ首領と会いめちゃくちゃに
怒られますが
浪が「もうほっといてくれ」
と言ったら急に真顔になり
「分かった」と言って帰って行きました。

いや、浪も悪いけど事の発端は
あなただと思うんですけど…
1巻から「子供扱いしないでほしい
お前に早く釣り合う様になりたい」
「どんな事があっても俺達の
関係は崩れたりはしない」
と何度も言ってきた浪に余りに惨い

「言い出せないから
付き合った事をバレるまで言わない」

偶然浪は知りましたが多分
バレなかったら棺桶まで
持っていったでしょう。
舐めきってなきゃこんな事出来ません。

この行為で浪は
とびひざげりを躱された
サワムラーの如く傷付いたと
思いますがそこには一切触れません。

浪との関係を壊してしまった…
と言って流したあの数々の涙は
一体なんだったのでしょう…
やっぱりスッキリして
忘れたのでしょうか。

しかもその後に
「いつかはこうなる気がしてた……
これでよかったかもしれない……
これで浪君も外の世界を見て
私の事が錯覚だとわかるはず…」

と自分が傷付かない為の予防線に
されてしまう始末

オマケにその数ヶ月後に野暮用で
浪君と会い「以前3週間家出したのは
今気になってる女性の所なんだ
今もその人の家にいる」
という発言を受けたサイ首領

【また泣きます】

何がどうなったらそこで
涙か出るのでしょう………。

浪は帰国子女であるリオちゃんが
イタリアに帰国する際に一緒に
来ないかと誘われます。
浪はその件でサイ首領と
話をする機会があるのですが浪は

「やはり俺達は離れるべきなのかもな」

という問いかけに

「そうかもしれないね…」

と答えますが、なおのこと
さっき涙が???です。
どういうトリガーなんでしょう?
パブロフの犬みたいに浪が
なんかのアクションを起こすと
勝手に泣いちゃうんでしょうか。

浪はサイ首領と離れる為にリオと
イタリアに留学という形で向かいますが
最終話にて帰国を決意します。

「どうにもならないかもしれない
けど一生かけたらどうにか
なるかもしれない…
俺はもう兄貴の代わりでも構わない…」

とサイ首領への忘れられない
想いを語りますが、その何話
か前でサイ首領は言ってました。

「浪君には湧君の事を
重ねてしまうから無理」

「戻って来たらまた前の
関係に戻れるように頑張る」

惨すぎます、絶対無理なら
浪君に電話してイタリアで
リオちゃんと幸せに過ごせって
言ってあげて欲しい今すぐに
俺からお前への最初で最後のお願い。


・極度の潔癖症

サイ首領は魚住と1年程
恋人関係がありましたがその期間

【体の関係どころか1回のキスすらありませんし、それどころか手も繋ぎません】

ていうかサイ首領は誰とも
付き合った事はありません。
性行為の経験もありません。
別にそれはどうでもいいんですが。

いや、付き合ったんだから早く
チュウしろとかエッチしろって言いたいんじゃなくて、魚住を受け止める覚悟とか
努力とかをしたの???と言いたいです。

まぁ多分そんなコメントはしてたと
思いますが、数コマも経てば忘れてます。
鳥頭なので。
サイ首領は素早さだけでは無く
IQも低いようです。


・【愛】が分からぬ悲しきモンスター

結局この
イエスタデイをうたって
と言う漫画は1巻の2話
のタイトルにもありますが
【愛とはなんぞや?】
これがテーマです。
しかしサイ首領は結局何も分からず

グッッッッッッッバイ!!!!!

します、マジモンのPretenderです。

ちょっとは同作家の羊のうた
【千砂】を見習って欲しい。
あいつは死ぬその最後の時まで
一砂を想い続けてたよ。
真実の愛を見つけた気がするわ。
クソみたいな人生だったかも
しれないけど千砂は幸せだったと思うよ。

あそこまでやれたぁ言わないけど
それくらい誰かを好きになる為の
努力をしたことがあるんですかあなたは?

別に良いんだよ、結局死んだ
湧君が忘れられずに誰の物にも
ならなかった。
こういう事だろ。

まほらばっていう作品に
小夜子ちゃんって女性がいる。
こいつも婚約者に先立たれて
しまったんですが両親に
見合いの相談をされた時に
断固として断った。


「もし私が死んでしまって
あの人が私を忘れてしまったら
絶対に嫌だわ、私はたとえ私が
死んだ後でもあの人には私をずっと
好きでいて欲しい、死ぬまでずっと」

「私が死んだからと言ってあの人が他の誰かを好きになったら私は恨むわ、呪うわ」

「生涯1人だけ、あの人だけ…
私にはとっての【好き】はそういう
【好き】なの、そんなの間違ってる
って皆は言うかもしれないけど
私にはそういう考えしか出来ないの」



ここまで言ってのけた。
いや、すげぇよ、こんだけ断固とした
意思があるならもう何も言わねぇ。

でもサイ首領はそうじゃ無いですよね?
変わりたかった変わりたかった
言ってますが結局なにかしらに
理由をつけてなぁなぁにしやがってよ
腹立つわ。
言っちゃ悪ぃかも知れねぇ
けどピエロじゃんお前
悲しきピエロ。

残念だけど愛されないよ?
お前は、誰にも
だって愛されようとしてないんだもん。

いや、別に良いんだよ、お前が
どんだけピエロでも、ただ、

【周りを巻き込みすぎ】

1話から最終話までで5年
くらいたってんだわ
その間ずっとお前のちゃんちゃらおかしい
「魚住君とは、友達のままの関係でいたいな……」
「私……浪君と今の関係を壊したくない…」同じ所をぐるぐるぐるぐる。
永遠の悪魔かお前は?お前だけ一生
8階におれ、二度と誰にも会うな。

魚住の1巻の告白から3年くらい
たったでしょうか、6巻で学校の同僚に
魚住との関係を聞かれたサイ首領

「もう少し時間が必要なのかと…」
「前に進まなきゃって気持ちばかりが
焦ってる気がして……」

お前だけ寿命が1000年位あんのかよ。
おめぇがうだうだしてる間に周りも
同じ様に時が過ぎてんだよ。
でもお前が何も変わろうとしないから
周りで流れてる時間は全て無駄。
魚住の想いも浪の想いも全て無駄。
無駄のバーゲンセール大安売り。

前に進もうという気持ち????
すいません、何巻の何話ですか?
俺の知らないお前だけが載ってる
サイドストーリー集みたいなのが
存在したりするの?

結局
・魚住を結局5年くらい縛り付けた後
1年付き合って別れた※手も繋がなかった
・ハルちゃんの魚住への好意を1巻から知りつつそれでもなお、魚住を縛り付けた

こいつらの人生をどんだけ
間延びさせたものにした??
てめぇがいなかったらもっと早く魚住と
ハルちゃんは付き合えたと思うわ。

浪だってお前がいなかったらもっと
別の人生歩んでたかもな


まぁしょうがないんだけどね
魚住はサイ首領にゾッコンだったし
ハルちゃんには当初全然
興味なさげだったし、でも
【コイツがいなかったら物語スムーズに
終わるな…俺のハルちゃんのハッピー
エンドが早く見たい!】と思いながら
ずっと見てたわ。

でも魚住もサイ首領に好かれる為に
自分もサイ首領に見合うような人間に!

ハルちゃんも弱い自分を認めつつ長い
時間をかけて魚住への愛を強固な物に
していった。

舞台装置だとしたら優秀
だったのかもねお前は。


本当に最悪だよ何なんだよ。
お前への憎悪が溢れて止まらねぇよ。
この前初対面の
女の子と飲んだ時にたまたま
イエスタデイをうたっての話
になった時サイ首領の悪口
20分くらい喋っちゃったよ
絶対嫌われた最悪、責任取れサイ首領


なぁ〜〜〜〜〜マジで
いい加減にしてくれよ。
俺はこんな素晴らしくて
大好きな漫画に嫌いな
サイ首領がいるのは嫌なんだよ。

という事でサイ首領を好きになる為
サイ首領の良い所を上げます


・可愛い
確かに可愛い
でも1巻最初の髪長い時の方が
絶対可愛い
1巻から己のポイントを
下げていくボケナス


・酒が飲める
私も酒が大好きなので一緒に飲んでくれる人は非常に魅力的だと思います。



…………以上!!ww

しかも上記2点
ハルちゃんが完全に上位互換です!!!

唯一【料理】は榀子の方が上手いかもしれませんがハルちゃんはその真っ直ぐな向上心により、作中ドンドン料理の腕を向上
させていきます。
なんて魅力的な女性なのでしょう。
しかも言っちゃえば別にチカちゃんでも
全種目上取れます。
料理は上手いし可愛いし
あと多分酒も飲めます。



最終章
・地獄絵図

魚住を大晦日食事に誘い、遂に今度は
部屋に誘うサイ首領、そしてその後
付き合う事になるんですが
告白したのはなんとサイ首領からです。

正直ここのサイ首領は
かなり可愛いです。
同時にサイ首領最大の煌めきの瞬間でした。
後は富士急ハイランドのレッド・タワー
宜しく急転直下です。

しかも今よく見たらこの告白は
最早告白ですら無かった気がします。

「好きだった人と同じ気持ち
にならないと嘘なんじゃないか
と思ってた……でも人を好きになる感情は
一つじゃないのかもしれない」

「だから、ゆっくりと前に進もう
と思うんだけど、それでもいいかな?」

見返せば見返す程
良く分からない告白です。
「詠唱」と言ってくれた
方がまだ納得します。

大体こんなナメクジが前に進んでくの
待ってたら結婚する前に老衰します。

そして、帰り際にキスをしようと
顔を近づける魚住を猛拒絶。

後日、魚住の家に実家から送られて
来た野菜を届けに来たサイ首領。
魚住から渡された合鍵を使って入り
魚住を待つ健気さを見せます。

完全に魚住は思ったでしょう。
「今度こそイける…(チュウくらい…)」
しかしまたもや猛拒絶のサイ首領…

前述しましたが魚住は
サイ首領と1年程付き合いますが
【キスもしませんし、手も繋ぎません】


迫ってくる魚住に何も出来ない
事を同僚に相談するサイ首領ですが
帰り道には1人で

「夜に会いに行くとそういう
雰囲気になるし……」
「きっとこういうのは
時が経てば自然に……(うっ頭痛が……)」

頭痛がするのはこっちです。
何故お前の苦しみをこっちも
味合わねばならぬ。
なんかそういう呪いを
操る呪術師なのか?

結局サイ首領が魚住にしたことといえば

【弁当を作る事】

たったこれのみ
ほっともっとの回し者かよ


そして最後の11巻
学校の女生徒に
「苦しい恋はもうしたくない
大体、恋とか厄介な感情よね
そういうのに翻弄されるのは
めんどくさい一時的な気分の
高揚な気がするし…
いっそもう誰も好きに
ならない体質になりたい…」

という発言をしますが
ハッキリ言ってヤバすぎです。

自分から変わりたいと
思い、願い、魚住に告白した
あなたはどこに行ったんでしょうか。
1巻より言ってることがおかしいです。
同じ所をぐるぐるどころかバック走してます。

そしてその感情のまま
魚住に弁当だけ作り
魚住の思いだけは弾き続きます。
そんで挙句の果てには

「最近あっちからもアクション無いし…」
「魚住君も遠慮しすぎてる気が…」

それはあなたが
ブロックするからでしょ。
教師を辞めてバレー選手にでもなれば?

しかも魚住は何度も何度も言ったよ

「お前がそうなれるまで待つよ」

耳くそが10キロ位詰
まってて聞こえなかったの
なら仕方ないですが…。

そして遂に最後の
時が訪れました。

魚住は兄の結婚祝を
サイ首領と一緒に買いに行きます。

そして出来る事なら実家に
一緒に行って貰いたい魚住
しかし、いずれ結婚を…と匂わせて
しまう提案、もしかしたら
嫌われてしまう……

と中々言い出しづらい魚住
そこで、まさかのサイ首領

「一緒に言っちゃダメかな…」

魚住「いや、でも兄貴も結婚の前に
彼女連れてきたし…そう思われるかも…」

サイ首領「それでも………良いよ…」

遂に来ました
魚住の思いがようやく
届いたのでしょう。
最高に良い空気が流れ
今度こそとキスをしようと
顔を近づける魚住。

それを目を閉じてサイ首領が
待ってるのですが

【サイ首領の嫌っっっそうな顔】

生理的に無理な客が来た
ピンサロ嬢でもこんな顔はしません。
少なくとも30秒前に実家に連れて行って
欲しいと言った男性にする顔では
ありません。

結局これも未遂に終わり
魚住はサイ首領にこの関係に
終止符を打とうと告げ
サイ首領は1人で家に帰るんですが……


付き合った初日にあなた
言ってましたよね?

「好きだった人と同じ気持ち
にならないと嘘なんじゃないか
と思ってた」って
それがお前の昔からある本心なんだろ?
なら何故、魚住がお前に寄せた想いと
同じになる様にしない?
魚住は昔からお前に憧れて
やっと届いたお前を離したくなくて
お前を求めたんだよ。

「早く揺るぎないものになりたい
余計な感情に動かされないものに」
って作中でも言ってんだよ。

しかも更にお前言ってたよな

「強引になって欲しい」
「結局私は引っ張っていってほしいんだ」

でも、ダメじゃん、拒むじゃん
1人で矛盾してんじゃん。
1人で最強の盾と最強の矛持ってる。
キングダムの世界から来たんですか?

しかもその後日何故か
めちゃくちゃすっきりした顔で
魚住を呼び出すサイ首領
何故このクソ度胸を恋愛に
繋げられないのでしょう。
今までの謝罪をします(2コマくらい)
が!その後に

「よかった…君が意気地無しで…
まだ友達でいてくれるよね?」

という漫画界に名を刻む超絶サイコ
発言を繰り出します。
絶っっっっっっ対に嫌です。

そしてなんとこの漫画の最終ページは
サイ首領がさくら舞い散る中に
やけに清々しい後ろ姿で
佇んでいるシーンなのですが……

何故???????????

何故そんなに清々しい
佇まいができるの???
お前周りの人間どんだけ
巻き込んで生きて来てると
思ってるの?
心に1片の罪悪感が無い奴
が出来るやつだそれは。
今までの行動を振り返ったら
絶対に出来ないこの行動。

しかし、1枚絵として見た時は
あまりにも美しい、普通に欲しい。

しかし書かれてるこいつが
やってきた行動を知ったら………
【意味を知ると怖い絵】
みたいですね。



とまぁ、色々言いましたがマジで
最高に面白い作品です。
是非ご覧頂ければと思います。
今度はこの作品が何故こんなにも
面白いのか1文書きたいです。